お知らせ
衝撃緩和帽の基準制定について
表題の件、
次のとおり衝撃緩和帽のSG基準を制定し、事務受付を開始します。
基準制定日:2021年1月1日
事務受付開始日:2021年1月1日
■主な内容
1. 用途の種類
呼称 | 用途(使用対象) | 内 容 | ||||||
A型 |
1~6歳区分 (未就学児用) |
1歳以上の未就学児が通園用、体育用、遊び場・イベント会 場用として使うもの | ||||||
B型 |
6~12歳区分 (小学生用) |
小学生が通学用、体育用、遊び場・イベント会場用として使うもの | ||||||
C型 | 軽作業用 | 家庭での物品移動、庭仕事、大掃除、DIY等で使用するもの | ||||||
2. 外観及び構造
製品安全の観点から必要な外観及び構造を定めた。なお、洗濯可能なものにあっては
JISに従った洗濯を3回実施後確認することとした。詳細は検査マニュアルにて規定する。
JIS L1930「繊維製品の家庭洗濯試験方法」
3. 衝撃緩和性
用途の種類毎に分けた対象者の頭部質量や対象者の行動から設定した頭部の衝突速度を
もとに頭部衝突エネルギーを算出し、下記の参考資料も活用し、用途の種類ごとに試験の仕
様と基準値を定めた。
参考資料
平川公義、中村紀夫、益澤秀明、橋爪敬三、佐野圭司:“頭部衝撃における人頭皮の緩衝
能とそのシミュレーション”、人間工学1970、Vol.6、No.2
4. 材料
製品が人体に及ぼす影響のある材料としてホルムアルデヒドを対象とする規定した。そ
の対象となる材料は、帽子生地及び衝撃緩和材とした。
5. 表示及び取扱説明書
本体表示はSGの基本事項をベースに家庭用品品質表示法の帽子の項も参考にして定め
た。また、取扱説明書もSGの基本事項をベースとし、小学生以下が使用する場合には、保
護者・指導者等が守らせたり、注意したりすることを記載することを求めた。
制定されるSG基準、検査マニュアル、認証手続き書につきましては、弊協会ホーム
ページよりご確認願います。
https://www.sg-mark.org/product-cat/others/
0145 衝撃緩和帽
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お問い合わせ(担当者)
業務グループ畠(はたけ)、阿部
TEL:03-5808-3302 FAX:03-5808-3305
Mail m-hatake@sg-mark.org
2020年度