お知らせ
一つの機能の製品が別の機能の製品に切り替われる製品の扱いについて
部品の脱着や、製品形状をレバー等の操作することで、一つの機能が別の機能になるような多機能製品があります。例えば、抱っこひもの背あてを外すことで、ヒップシートとして使える製品や、ベビーカーの座席部分を外して抱っこひもになる製品などがあります。
(イメージ写真) ヒップシート:腰ベルトに赤ちゃんを座らせる台座がついたもの
このような製品の場合で、そのいずれにもSG基準がある場合は、それぞれで該当するSG基準を満たし、さらに、脱着等の操作を繰り返しても安全上の問題が発生しないことが確認できれば、SGマークを貼付することが可能となります。ただし、いずれか一方の機能でのみSG基準を満たす場合はSGマークを付けることはできません。これは、消費者を混乱させないための措置です。
他方、上述の、抱っこひも兼ヒップシートとなる製品は、抱っこひもにはSG基準がありますが、ヒップシートのようにその製品の性格上SG基準がないような場合、抱っこひもについてはSGマークを貼付することは可能です。その場合、抱っこひもとしてSG基準を満たしていることは当然ですが、それに加えて、背あての脱着を繰り返しても安全上の問題がないことが確認できることが前提となります。また、ヒップシートとして使う際にはSG基準の対象ではなく、したがって、SG賠償の対象とはならないことを分かりやすく表示することが必要となります。
今後、このような多機能製品が増えることが予想されますので、製品安全協会としては、世の中のニーズの変化、技術進歩、新製品の動向などを注視して、基準の制定・改定を進めてまいります。ご質問、ご要望などございましたらば、協会のホームページからお問合せください。
2022年度