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第71号 注意しましょう。自転車用ヘルメットの安全な使い方!
自転車用のヘルメットで不意の事故からしっかりと頭部を守るためにどうしたらよいのか?ぜひ、気をつけていただきたいことが6つあります。
① SGマーク付き製品を探す
しっかりとした安全性能がある製品を選んでください。すでにお知らせしたとおり、ほとんど保護機能がないような粗悪品まで出回っています。SGマークが付いた製品は、安全基準であるSG基準に適合する製品として製品安全協会が認証したものです。万が一、製品の欠陥によって事故でお怪我などをされた場合は、治療費などの損害を賠償します。協会のHPに、SGマーク付き製品を紹介してありますので、ご参考にしてください。
② 頭部にしっかりとフィットする製品を選ぶ
ヘルメットが頭にフィットしていないと、転倒時などの衝撃を十分に和らげることができなくなります。片当たりなどがなく、被り心地のよい製品を選んでください。SG基準は、日本人の頭の形状を踏まえて設計されています。サイズ調整機能があるものは、頭の大きさに合わせて調整しましょう。
③ しっかりと被ってあごひもをきちんと締める
頭の大きさに合った製品でも、斜めに被ったり、あごひもをきちんと締めないとヘルメットが脱げてしまって役に立ちません。取扱説明書をよく読み、しっかり被ってあごひもの長さを調整の上きちんと締めましょう。
④ 点検を忘れずに。へこみや割れがあれば使わないで
被る前にチェックしましょう。割れやへこみがあるようなヘルメットは十分な衝撃吸収能力を失っている可能性があります。使わないようにしましょう。
⑤ 転倒や衝突で地面他にあたったヘルメットは買い換えて
一度でも衝撃を受けたヘルメットは、外観に目立った変化がなくとも、インナーが傷んで衝撃吸収能力が落ちている可能性があります。ぶつけてしまったヘルメットは使用せずに新しいものに交換してください。
⑥ 3年たったら買い替えを
合成樹脂製製品は紫外線などによって少しずつ劣化が進み、衝撃の吸収が十分にできなくなります。3年を目安に買い替えてください。
SGマーク付き製品であっても、上記の2~6を怠った場合には、事故などでお怪我をなされても賠償を受けることができなくなりますので、ご注意ください。
NHK首都圏NEWS WEB(2023年4月3日)「自転車のヘルメット着用努力義務化 使う際の注意点は」
2023年度