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第86号 ゆたんぽでの事故を防ぎましょう!

ゆたんぽでの事故を防ぎましょう!

 急に寒さがやってきて、ゆたんぽが活躍する季節となりました。ゆたんぽで多い事故は低温やけどです。あまり熱くはないと感じる温度であっても、長時間、同じところを温めていると身体の深いところに熱がとどいてしまい、重度のやけどを生じてしまうことがあります。布団があたたまったらゆたんぽを布団から取り出すように注意してご使用ください。

 そして、ゆたんぽに湯を入れる際には、金属製、合成樹脂製の場合は受口の根元まで沸騰水ではないお湯を入れるようにしてください。空気は温度が下がると大きく収縮します。すると、ゆたんぽを縮ませて劣化を促進させてしまいます。湯漏れなどの原因になりますのでご注意ください。パッキンが傷んでいる場合は交換してください。もしも、湯漏れ、変形など異常がみつかった場合は、直ちに使用を中止してください。なお、ゴム製の場合については、湯量・湯温は製品ごとに異なりますので取扱説明書にてご確認ください。

 ゆたんぽには、金属製、合成樹脂製、ゴム製の製品があります。いずれも、SGマークが付いた製品は安全基準を満たした製品です。SGマークを目印に製品を選ぶようにしてください。

 手軽に暖をとれるゆたんぽですが、安全な製品を使用しなかったり、使用上の注意を怠ると思わぬ事故にあうことがあります。安全を十分に確かめて製品を選び、使用するようにして下さい。

イメージ図:左から金属製、合成樹脂製、ゴム製のゆたんぽ

・SGマーク付き製品の紹介
SGマーク付き「ゆたんぽ」の紹介(2023/7/11更新) | 製品安全協会CPSA (sg-mark.org)

・消費者庁による注意喚起(2020/12/16)
ゆたんぽを安全に正しく使用しましょう! -ゆたんぽの破損・破裂等によりやけど事故が発生しています- | 消費者庁 (caa.go.jp)

2023年度