E-mail newsletterメルマガ配信
第171号 ペダルなし二輪遊具のSG基準ができました
これまで、ペダルなし二輪走行遊具について、SG基準作成作業を行ってきましたが、このたび協会の安全管理委員会で基準案が承認され基準が制定されることとなりました。認証の事務受付は、4月1日を予定しています。
また、この基準作成と並行して、独立行政法人 国民生活センターがペダルなし二輪遊具の安全性について調査を行ってきており、協会は国民生活センターに情報提供を行ってまいりましたが、その調査結果が3月19日付で公表されました(出典)。
それによると、2019年度から2024年12月までの5年余りに、幼児がペダルなし二輪遊具で走行中の事故事例が101件寄せられており、中には死亡事故が2件含まれています。国民生活センターが行った試験によれば、坂道で製品を使用すると幼児が制御できないほどの速度となることがあることが確認されています。また、自動車からはペダルなし二輪遊具を視認できない死角が生じることも確認されています。このため、消費者に対する注意喚起として、坂道での使用をさせないこと、両脚のかかとがしっかりと着地することを確認し、ヘルメット等の防具を着用させること、保護者等が立ち会って子どもから目を離さないこと、自動車の周辺ではペダルなし二輪遊具を使用させないことを挙げています。
SG基準は、製品の強度や耐久性の他、注意表示の要件も定めており、国民生活センターの注意喚起の内容は、すべて、制定されたSG基準の中に盛り込まれています。思わぬ事故や怪我をしないように、安全性の高いSGマーク付き製品をお求めいただき、注意表示に従って安全に製品をお使いいただければと思います。
[国民生活センター報道発表資料へのリンク]
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20250319_1.html
2024年度