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第163号 電気ケトルの転倒によるやけど注意(SG基準検討中)
近年、普及が目覚ましい電気ケトルですが、製品が転がってこぼれたお湯で子どもがやけどするといった事故が多数発生しており、これまで何度か、消費者庁、NITEなどから注意喚起が出されてきています。
このため、国の安全基準が見直され、こぼれた湯による火傷事故の防止を目的とした転倒流水試験が2026年6月以降義務化されます。このような動向を踏まえて、製品全体としての首尾一貫した安全基準をSG基準として作成するための検討作業を開始しました。検討を進める具体的な要件の例は以下をご参照ください。基準の検討作業には、製造事業者、学識経験者、消費者団体、行政関係者の方々などご参画頂き、2026年春頃に基準制定を行う予定です。ご意見、ご質問などあれば、協会のHPの問い合わせフォームからご連絡ください。
消費者庁からの注意喚起
Vol.489 電気ケトル等の転倒によるやけど事故に注意!
NITEからの注意喚起
「電気ケトルの事故」
【SG基準作成の際に検討する主たる安全の要件】
1.自動電源オフ機能: 空焚き防止や過熱防止のための、一定時間経過後や水が沸騰した際に自動的に電源が切れる機能
2.コードの安全性: 子どもがコードを引っ張ってケトルを倒す事故が報告されているため、安全性の高いコードの長さや収納方法
3.取っ手の強度: 満水時を想定した取っ手強度
4.本体・取っ手の温度:使用中や使用直後の取っ手の温度
5.蓋の安全性: 蓋が簡単に開かないようにするロック機能等の構造
6.本体の安定性: 転倒しにくい形状
7.材質の安全性: 食品に接触する部品のから有害物質の溶出を防ぐこと
8.表示・取扱説明書:使用者に安全に使用していただくための表示及び取扱説明書
2024年度