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第162号 入浴用いすの高さ調節は要チェック
1月26日は「イイフロの日」です。
寒い日が続くなか、温かいお風呂で冷えた体を温める方は少なくないことと思います。
さて、多くの方が浴室洗い場で使用する「入浴用いす」で、転倒などの事故が少なからず生じています。国民生活センターの注意喚起によると、2011年度以降の5年間に、入浴用いすの品質に関する相談が65件あり、いすの脚の高さ調節機構の不具合と考えられる事例が6件、そのうち1件は転倒によってけがを負っています。また、1年以上使用していた入浴用いすの5分の1以上(34脚中7脚)に脚の高さ調節機構のバネにさびが発生しており、さびが発生した7脚はいずれも鉄製のバネが使用されていたとのことです。
高さが調節できる「入浴用いす」は脚の破損に注意しましょう。脚を調節するバネにさびが生じ、変形や破損が生じるおそれがあります。これにより転倒し骨折等の重篤な外傷となることがあります。
高さが調節できる入浴用いすの脚の破損に注意-脚の高さ調節機構の不具合により、転倒する事故が発生-(発表情報)_国民生活センター
製品の使用中は定期的に以下を点検し、問題が見つかった場合は直ちに使用を中止してください。
1.高さの調節機構が破損していないこと。
2.バネにさびが発生していないこと。
脚を取り外して内部を懐中電灯で照らすとバネのさびが目視確認できます。
そして、購入するときはばねの材質を確認してください。ステンレス製のものであれば、鉄製よりさびの心配が少なくなります。
SGマークのついている製品は、ステンレス製ばね、もしくは塩水噴霧試験に合格したバネだけが対象です。また、濡れた状態でのすべり抵抗試験も規定しています。
ぜひ、安全・安心なSGマーク付きの入浴用いすを使用してください。
2024年度