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第160号 自動車用ウインドウォッシャー液の注意点について
自動車用ウインドウォッシャー液は、フロントガラスの汚れをとり明瞭な視界を保つために欠かせないものですが、正しく使用しないと、思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。冬場は通常のウォッシャー液は凍ってしまうことがあります。ウォッシャー液が凍結すると、視界を損なうことにとどまらず、エンジンルーム内でタンクや配管が破裂する可能性があります。使う際には、以下の諸点にご注意ください。
1.異なる種類のウォッシャー液を混ぜないこと。
ウォッシャー液は主成分が異なるものがあります。違う成分のウォッシャー液を混ぜると、沈殿物が生じてノズルが詰まったり、フロントガラス上で白濁したりすることがあります。
2.補充はエンジン停止時に行うこと。
エンジンが熱くなっている状態でウォッシャー液を補充すると、アルコール成分が引火する恐れがあります。
3.ウォッシャー液以外は入れないこと。
せっけん水や洗剤など、ウォッシャー液以外の液体を入れると、ノズルの詰まりによるポンプの故障、塗装の傷みなどの原因になります。
4.適切な濃度にして使用すること。
濃縮タイプのウォッシャー液は必ず指定された量の水を加えてから使用してください。原液のまま使用するとノズルが詰まったり、塗装を傷めたりするおそれがあります。
5.ノズルの清掃を怠らないこと。
ノズルが詰まると、ウォッシャー液が正常に噴射されません。定期的にノズルをチェックし、詰まっている場合は清掃してください。
これらにご注意いただき、信頼できる製品をお使いください。車が走行中にトラブルが生じると事故につながりかねません。ウォッシャー液は、凍結を防止するだけでなく、円滑に汚れを取ることができて、自動車部品の腐食を起こさないことが求められます。SG基準では、これらすべてを要件として定めています。お買い求めの際は、SGマークをご確認ください。
2024年度