E-mail newsletterメルマガ配信
第159号 育児の日
毎月12日、あるいは19日を育児の日としている自治体が多数あります。1を「いく」、2を「じ」、あるいは19を「いく」、日を「じ」と語呂合わせをしたものです。
育児での大きな心配ごとの一つは、不慮の事故や怪我です。子どもの予想外の行動であわてることは良くあることです。
子どもの事故で多いのは、窒息、指や腕、足、胴体の挟みこみ、転倒・転落、小部品などの誤飲です。特に、体を自由に動かすことができない生後5か月くらいまでの乳児の場合、柔らかな寝床や寝床に置かれたぬいぐるみなどが鼻をふさいで窒息に至ることがあります。ちょっとした隙間に指を挟んで重篤な怪我をすることがあります。ベルトなどの拘束具が絡まることもあります。他方、5か月を超えてくると何かにつかまって体を起したり歩こうとしたり、なんでも手に取ろうとしたり舐めたり飲こもうとします。すると、転倒・転落、ずり落ち、体の一部の挟み込み、小部品などの誤飲などのリスクが高まります。また、月齢を問わず、抱っこひもなどで子供を運ぶときに落下のリスクがあります。ベビーカーでは指はさみも大きなリスクとなります。
このため、子どもの睡眠用に使用する製品(ベビーベッド、クーハン等)、子どもを移動させるときに使用する製品(ベビーカー、抱っこひも等)、子どもが座るための製品(ハイチェア、幼児用いす等)、子どもが遊んだり、あるいは、危険なところに行かないために使う製品(プレイヤード、移動防止柵等)は、子どもの成長段階と体形・動作、ありがちな行動を考慮した安全設計が求められます。それぞれの製品に定められたSG基準はそのための要件を定めており、SGマークはそのSG基準に適合していることの証です。
育児を安全面でサポートするのがSGマークの役割です。ぜひ、SGマークがついた製品をお求めいただき、取扱説明書をよく確認して安全に使っていただければと思います。
2024年度