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第151号 タイヤ交換を安全に 自動車用油圧式ガレージジャッキを正しく使用しましょう

急激に寒くなったこの頃、 冬タイヤに交換する方が多くなる季節です。タイヤ交換に欠かせないガレージジャッキですが、その使用に伴う事故は場合によって重篤な負傷につながります。

例えば、オイル漏れが発生して車体が下がり挟まってしまったり、油圧が抜けずジャッキが戻らなったりする不具合が発生したり、ジャッキアップポイントが外れて車体が落下する事故が起きています。中には死亡につながる事例も発生しています。

製品を選ぶ際には、信頼がおけるものであることを確認しましょう。SGマークはその目印です。製品が充分な耐荷重を有し、ジャッキや車体が傾斜しても容易には倒れない性能を有しています。

そして、使用時にも大きな事故が生じないように注意する必要があります。ジャッキアップ作業の際は、必ずジャッキスタンド(通称:馬)も同時に用意して、万が一車体が落下してもジャッキスタンドで止まり、車体が堕ちないようにしてください。ジャッキアップポイントは車体にしっかり接続していることが必要であり、特に一部の外国車は位置が異なるので注意してください。

また、年数が経過するとピストンリングが劣化しネジが緩みますので、使用する前にしっかりと点検をおこない、すこしでも不具合を感じたら使用をやめましょう。

ちなみに、SGマークの有効期間は購入から5年であり、それを過ぎた場合は安全のため買い換えてください。

2024年度