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第150号 自然環境に配慮したエコな商品の代表格をご存じですか? 身近なものでは油こし器がその一つです。

食用であったものでも、油はそのまま廃棄すれば環境へ大きな負荷をかけてしまいます。東京都水道局によれば、食用油500mlの処理に必要な水量は風呂水560杯分にもなります。固化させて廃棄することにより下水への放出は防ぐことはできますが、資源としての価値を失うこととなります。ちなみに、食用油500mlで、だいたい、風呂を一回沸かすことができます。電気なら5kWh強のエネルギー量で電気代は160円強に相当します。

炒め物であれば食用油は使い切る量だけとなりますが、天ぷら・唐揚げなどを作る場合は、どうしても使い残しの油が発生します。それを濾す際に、手の届くところにあると重宝するもので、環境にも優しい製品です。

このような油こし器は、衛生的であることはもちろんとして、安全上も信頼できるものであることが重要です。実は、油こし器の不良で、怪我ややけどをすることがあるからです。

油こし器のSG基準では、本体の破損による事故を防ぐため、もちてに十分な耐荷重性、耐衝撃強度を定めています。また、本体に熱い油を入れた際にもちての温度が上がりすぎないよう求めていて、やけどのリスクを低減する安全基準になっています。さらに、網の部分がしっかりと本体に取り付けられて、バリやとげが出ないことを求めています。実は、この網の部分が破損したり、付け根のほつれで怪我をすることが少なくないのです。熱い油を使ったときにそのような怪我をすると、あわてて油こし器を倒したり落としたりしてしまうリスクもあるのです。

今日からでも遅くはありません。皆さんもSGマーク付きの油こし器を使って、エコで安全な料理を体験してみませんか?

参考プチ情報:冒頭の話にも関連しますが、最近は油の使用量が500mL前後の小さな天ぷら鍋が人気で、油こし器もキッチンに置いても邪魔にならない小さなものが増えています。揚げ物に使った油がとても綺麗になり、炒め物にも利用できるので、油の廃棄を少なくすることもできてとてもよいですよ。

2024年度