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第147号 自転車用幼児座席に子どもを乗せているときは、カーブでの運転に気を付けて

自転車の後部幼児座席に乗せた幼児の足(ひざ・内腿)がコーナーを曲がる際に路上の障害物(電柱や標識ポストなど)にぶつかり、転倒やけがをする事故が発生しています。※

後部幼児座席に乗せた幼児が、いわゆるガニ股状に足を開くと、想像以上に横幅をとります。自転車用幼児座席は体重が22キログラムまで(一部製品で24キログラムまで)の未就学児が適用対象ですが、これより年長のお子さん、体の大きなお子さんがお使いになるとリスクが高まります。そのような場合、自転車に乗せられる最大積載量30キログラム、あるいは、積載装置の左右からのはみだしは15cm以内と制限している道路交通法に違反する可能性があります。

運転者はこの点に注意して運転することが重要です。

後部幼児座席は、小学校入学前まで使用可能なものが多くありますが、身長(足の長さ)に合わせて足載せ高さを適切に調整されていますか? 購入時のままになっていませんか?
成長の度合いに合わせて適宜足載せの高さを下げないと、足が余り気味になり幼児のガニ股姿勢を誘発します。同様にヘッドレストの高さも身長(座高)に合わせて頭部保護されるように成長に合わせて高さを調整しましょう。きちんと調整されないと機能しません。

また、次のことも気を付けましょう。
・自転車用ヘルメットをきちんと被りましょう
・面倒がらずにシートベルトを締めましょう
・駐輪時は、荷物があれば荷物よりも幼児をまず先におろし、のせるときは荷物を先に幼児を後にのせましょう。

※国民生活センター発表:自転車後部に同乗中の子どもの事故に注意!-障害物と接触して大腿骨を骨折する事故も-

 

2024年度