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第141号 幼児用ベッドガードのSG基準改正(警告表示をより分かりやすく)
幼児用ベッドガードは、大人用のベッドに取付け、幼児が誤ってベッドから落下するのを防ぐための保護柵です。欧米において利用されることが多く、日本でも生活様式の多様化に伴い使用されるようになってきました。
ベッドガードは、生後間もない乳児の場合、狭いところに体が入ったり、柔らかいものに顔が押し付けられると窒息するリスクが高まります。もちろん、月齢の若い乳児の場合、転落により重篤な怪我を負うリスクが高まります。このため、SG基準においては、18か月未満には使わないことを求めてきました。しかし、比較的最近のこと、SGの認証を受けていない製品で18か月未満の乳児の死亡事故が不幸なことに発生しています。
欧米においては、乳幼児が使用する製品での事故を防止するために、主要な製品で安全基準を強化する動きがあり、その中では、より分かりやすい警告表示を求める方向にあります。また、現在、経済産業省では、玩具・乳幼児製品の安全性を高めるために強制規格化を検討しており、警告表示はその重要な要件の一つとして位置付けられています。
このような状況を踏まえベッドガードについて、警告表示をより分かりやすくするため、SG基準の改正を行いました。
具体的には、18か月未満の乳幼児には適さない旨の表示を本体の見やすい箇所だけではなく、カートンボックス(梱包箱)にも表示することを義務付けました。改正した幼児用ベッドガードのSG基準は、11月に公開・事務受付開始いたします。
改めて、ホームページの「お知らせ」で案内いたします。
2024年度