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第133号 製品安全はSDGsの不可欠な要件です!

2015年に国連でSDGsが採択された毎年9月25日「Global Goals Day(グローバル・ゴールズ・デイ)」を含むこの1週間は「Global Goals Week(グローバル・ゴールズ・ウィーク)」とも呼ばれ、毎年世界各国でSDGsやサステナビリティに関連するイベントなどが開催されます。

さて、SDGsのタイトルの中に「製品安全」という言葉が見つからないために、あたかもSDGsには含まれていないように誤解されることがあります。実は、「製品安全」は、SDGsにおける要件として位置づけられているのです。

まず、SDGsの3番目の目標である「健康と福祉」は、すべての国が早期警告、リスク削減及び管理能力の強化を目指すもので、これには、安全でない製品に関連するリスクが含まれます。

SDGsの12番目の目標である「つくる責任、使う責任」では持続可能な消費と生産が目標とされ、廃棄物の発生を削減し、リユース、リサイクルを促進することを掲げていますが、「安全な製品は製品の寿命を延ばしより安全なリサイクルプロセスを可能とする」と書かれており、製品安全が条件となっていることが分かります。

SDGsの8番目の目標である「働きがいも経済成長も」では、すべての労働者に安全で安心な労働環境を促進することを目指していますが、「安全な製品」は、さまざまな業界における労働条件の安全性向上に貢献すると認識されています。

SDGsの11番目の目標である「住み続けられるまちづくりを」では、安全な製品は、都市部での有害排出物や廃棄物を減少させる役割を果たすとされています。

このように、製品の安全性は、健康、環境の持続可能性、経済成長に関わり、有害物質の管理、汚染の削減、安全な生産プロセスの確保を通じてSDGsを達成するために不可欠な要素となっているのです。SDGsを目指すとき、「製品安全」をお忘れなく!

第132号 製品安全協会50+1周年:主婦会館で展示会開催 | 製品安全協会CPSA (sg-mark.org)

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