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第33号 圧力鍋を安全に正しく使用しましょう!
今回のメルマガ
・前半:圧力鍋を安全に正しく使用しましょう!
・後半:お知らせ
メルマガ 第 33 号 発行日:2021/04/28
圧力鍋を安全に正しく使用しましょう!
―入れすぎに注意、蓋の洗浄が重要です―
1. はじめに
2021 年 4 月 28 日に消費者庁にて圧力鍋の使用方法についての記者会見と消費者庁によりプレスリリースが発表されました。(消費者庁 http://www.caa.go.jp/)
圧力鍋には調理時間を短縮できるなどのメリットがある一方、使い方を間違えると大きな事故につながることがあります。その多くは高温の内容物に触れることによる熱傷で、治療に1か月以上の期間を要する事故が多く発生しています。
圧力鍋はメーカーや機種によって構造が異なりますが、以下の注意点はどの圧力鍋でも共通です。
(1)使用前には、蒸気口など圧力調整部分に詰まりがないか確認しましょう。 また、蓋と本体の間のパッキンにぬめりや劣化がないか確認しましょう。使用後は、特に蓋やパッキンの汚れをしっかりと落としてください。
(2)水と食材を合わせて 2/3 以下、豆類・麺類の場合は水と合わせて 1/3 以下の内容量で調理しましょう。
(3)完全に蓋を閉めた状態で調理を行い、鍋の中の圧力が下がったことを確認してから ふたを開けましょう。
2. 電気圧力鍋について
最近は電気圧力鍋の需要が増加しています。電気圧力鍋のキーワードに「ほったらかし」等のキャッチフレーズが使われることがあるとおり、セットしてボタンを押すことで調理でき、こんろの火力調整をしなくていいという利点はあります。
形状が「電気炊飯器」に似ている為、ふたを載せただけでふたが完全に閉まると思われる消費者の方が多いようですが、安全に使用するためには確認は欠かせません。
ふたを載せただけや完全にふたがしまっていない状態で加熱行為をしないようにしてください。
(4)ふたが完全にしまっていない状態で加熱すると、内容物が噴き出したり、それによるやけどや故障の原因となります。
(5)ふたを開ける際は必ず、取扱説明書に沿って鍋の中の圧力を完全に下がったことを確認して下さい。
(6)少ししでもふたが固いと思ったら無理して開けないで今一度、取扱説明書を確認して下さい。
3.SG マークが付いていることを確認してください。
SG マーク付きの製品は SG 基準による安全試験をクリアしている証です。また、必ず取扱説明書がつけられていますのでそれをお読みいただきご使用ください。取扱説明書が無い場合は当協会にご一報下さい。
(参考)
独立行政法人製品評価技術基盤機構「SAFELite」
スマートフォンからも製品事故の検索が可能です。
https://safe-lite.nite.go.jp/
圧力なべ協議会「圧力なべってこんなナベ」
http://apajapan.org/jpcc/pdf/pr02.pdf
①新着情報 https://www.sg-mark.org/
・2021/04/07 ショッピングカートの SG 基準改正のお知らせ
・2021/04/12 PLセンターダイジェスト 2020 年度
・2021/04/14 4/19 電話システム更新工事に伴う電話・インターネット不通のお知らせ
・2021/04/19 SG マーク表示申請数量 2020 年度
・2021/04/22「ベビーカー」リコール情報
・2021/04/28「衝撃緩和帽」のSGマーク認証品の販売開始
②拡散希望
・受信者の HP、職場の方々、知人等に転送等していただいて構いません。
③記事募集
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製品安全協会広報→ sg-news@sg-mark.org
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