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第23号 ゆたんぽの使用にあたってのご注意
今回のメルマガ
・前半:ゆたんぽについて
・後半:お知らせ
メルマガ 第 23 号 発行日:2020/10/25
ゆたんぽの使用にあたってのご注意
日増しに秋の深まりを感じる中、ゆたんぽが登場しているご家庭も少なくないことと思います。ゆたんぽを安全に使っていただくため、あらためて、ご確認、ご注意をいただきたいことがあります。
1.使用された年数や変形、ひび割れ、口金のがたつき、パッキンの劣化などをご確認ください。
ゆたんぽに限るものではありませんが、このような製品は使用頻度が少なくても経年劣化が進みます。安全にお使いいただくために、耐用年数を過ぎた製品は使用を控え買い替えましょう。使用状況によっては耐用年数に達せずとも変形やひび割れ、口金部のがたつき、ゆるみなどが生じることがあります。このような場合も、製品の使用は控えて買い替えをお願いします。
注:SG 表示の有効期限は、金属製で購入後 1 年間、ゴム製・樹脂製で購入後3年間です。
2.低温やけどに注意しましょう
低温やけどとは、心地よく感じる程度(体温より少し暖かい温度)のものでも、皮膚の同じ部分が長い時間接触していると発生するやけどです。低温やけどを防ぐために布団が暖まったら、ゆたんぽを布団から取りだして就寝してください。一定時間ごとにゆたんぽの位置を変える保護者や介護者など周囲の方がいる場合は身体の同じ部位に触れ続けないよう、時々、ゆたんぽの位置を変えてあげてください。厚手のタオルや布で包むことは必ずしも低温やけどの防止には効果がありませんが、付属や市販しているゆたんぽカバーを使用し、その上から厚手のバスタオルや布で包むと、表面温度が下がるため、低温やけどを生じるまでの時間は長くなります。しかしながら、低温やけどは皮膚の深いところまで達することがあります。万が一、低温やけど(皮膚の変色や痛み)が起きたときには、すぐに専門医の診断を受けてください。
3.湯の入れ方、蓋の締め方に注意しましょう
ゆたんぽはお湯を満杯にして使います。これは、冷えた際に空気が収縮して本体にひずみがかかることで生じる劣化を防ぐためです。沸騰したお湯を入れていただいても問題はありませんが、ご使用になる方が熱いと感じられるようでしたら完全に沸騰したお湯でなくてもお湯の温度はご使用になられる方のお好みでご利用ください。満杯の目安は口金の根本あたりです。それにより蓋を閉める際の湯こぼれを防ぐことができます。口金上部にまで入れる必要はありません。ごくまれに口金上部まで湯を入れると口金のかみ合わせが緩みやすくなる製品が見つかっていますが、湯を口金の根元までにとどめることで緩みを回避できます。また、蓋はきつく締めすぎると空回りすることがあります。きつすぎずにしっかりと締めるようにお心がけください。
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