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第20号 市場創造型基準:「トレッキング 用キャップ」(軽登山用のキャッ プ)が SG 品目に加わります
今回のメルマガ
・前半:トレッキング用キャップについてのお話
・後半:お知らせ
メルマガ 第 20 号 発行日:2020/08/06
一般財団法人 製品安全協会
トレッキング用キャップ担当
市場創造型基準:
「トレッキング用キャップ」(軽登山用のキャップ)が SG 品目に加わります
皆さんは、登山やトレッキング、ハイキングをされますか? 実は、ちょっとしたトレッキングやハイキング、散策でも事故は発生しているのです。
登山中の約8割の事故がトレッキングやハイキングなどの軽登山で発生しています。落石への注意が必要なところには踏み込まなくとも、トレッキングやハイキングで足を滑らせて転倒することは多いのです。長野県警の調査では夏山遭難事故者の4人に1人は頭部に怪我をされていました。
ちょっとした転倒でも頭部に大きな衝撃を受けることは少なくありません。気を失うこともあります。山を歩いている最中で怪我をしてしまうと、進むも戻るも、歩行もままならなくなることがあります。すぐに医者に診てもらうことも難しくなるでしょう。
そこで、軽登山時のこのような事故から頭部を守るための製品は?というと、「トレッキング用キャップ」です。これまで、クライミング(岩登り)用にはヘルメットがありましたが、主に落石などから頭頂部を守ることに主眼をおいたものであり、軽登山用には大袈裟すぎて、荷物として嵩張る、頭が蒸れてしまうといったことが気になるものでした。
今回、新たに制定したトレッキング用キャップとは、そのような声を受けて、転倒したときの衝撃吸収性を想定した試験を行い、転倒から頭部を保護することを主眼においた内容となっています。また、商品の特長としては、クライミング用ヘルメットに比べ、嵩張らず、通気性が良くて、携帯性に優れるということもポイントです。トレッキング用キャップは、これまで世の中には無かった製品であり、市場を先取りして SG 基準を制定したものです。 ですので、様々な創意工夫をこらした新たな製品が出てくることが期待されます(なので、あえて写真を掲載しません!)。今後、この基準に沿った製品が市場に出回ることで、軽登山をされる方が安全かつ快適に楽しんでいただければと考えています。
1新着情報 https://www.sg-mark.org/
・2020/08/04 消費生活用製品 PL センター夏季休業のお知らせ
・2020/08/06「トレッキング用キャップのSG基準」について←今回の基準の抜粋版
2拡散希望
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3記事募集
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2020年度